Web Access Manager: 使用シナリオ
フォーム
Evidian Web Access Manager には、ユーザー認証のための独自のポータル ホームページが用意されています。このポータルは、会社のスタイル ガイドに合わせてカスタマイズできます。Evidian Web Access Manager によって保護されている Web サーバーの Web ページをポータルのユーザー ホームページとして使用することもできます。
Evidian Web Access Manager を使用すると、保護されるアプリケーションの Web ページを動的に変更できます。この独自の機能により、保護されるサーバーの任意のページを、アクセス制限があるサービスの認証ウィンドウとして使用できるようになります。
ユーザーが認証されてプライベート サービスにアクセスできるようになると、ページが次のようになります。
ページに新しいメニューが動的に挿入されました。このメニューには、ユーザーのプライベート サービスへのリンクが含まれています。ユーザーがプライベート サービスへのブックマークを使用した場合も、認証されていなければ自動的に認証要求がトリガーされます。
認証フォームや認証後に表示される情報のカスタマイズは、HTML コードの一部を使用して行われるため、任意の形式で表示できます。
この機能を使用すると、任意の Web ページや Web サーバーをポータルのユーザー ホームページに変換できるため、Evidian Web Access Manager を会社のブランディングにシームレスに統合できます。
サーバー上の元の Web ページは一切変更されません。
Google Apps
Evidian Web Access Manager は、サービス プロバイダーまたはアイデンティティ プロバイダーとして SAML 2.0 をサポートしています。会社のドメインのユーザーが会社の 「Google Apps」 アプリケーションにアクセスする場合は、Evidian Web Access Manager をアイデンティティ マネージャーとして使用します。
ユーザーが、https://mail.google.com/d/domain.com または https://calendar.google.com/d/domain.com などの URL や Google の認証ハブ (https://www.google.com/apps) を使用して Google アプリケーションに接続すると、会社の認証ページにリダイレクトされます。
Evidian Web Access Manager のアイデンティティ プロバイダーは、あらゆる種類の認証をサポートしています。たとえば、ユーザーが会社の Kerberos のコピーで既に認証されている場合は、認証ウィンドウは表示されません。シングル サインオンのフェデレーションは、会社の内部アプリケーションだけでなく、クラウドや Google アプリケーションに対しても行われます。
では、Google アプリケーションのアクセス シナリオの例を見てみましょう。ユーザー 「tanaka」 が会社専用の URL (https://calendar.google.com/a/anon.frec.bull.com) から Google カレンダーのアカウントに接続しようとすると、直ちにアイデンティティ プロバイダーの URL にリダイレクトされます。
クラウド
クラウドは、会社のアプリケーションの使い方を一変させます。プロフェッショナル ユーザーは、SaaS モードで使用できるソフトウェアを次々に展開してタスクに使用できます。営業チームでは、CRM を使用する営業担当者に CRM のすべての機能を提供できます。Google Apps でユーザーの生産性を向上させることもできます。しかし、そこには明白な疑問があります。
- セキュリティはどうなっているのでしょうか?
- 効果的なアクセス制御を確保するにはどうすればよいのでしょうか?
- SaaS モードのサービスの URL の増加やログインとパスワードの頻繁な変更にユーザーが対応できるようにするにはどうすればよいでしょうか?
Evidian は、アイデンティティ フェデレーション標準を使用してクラウド アプリケーションにシングル サインオンを提供しています。
また、標準に準拠していない特殊な SaaS モード アプリケーションの保護と SSO の提供のために独自のツールも開発しています。Evidian は、次の使用シナリオでクラウドのセキュリティに対処します。
- SaaS モードで使用できるアプリケーションを使用する企業
- 独自のプライベート クラウドを使用する企業
- 提供するサービスを保護したいクラウド サービス プロバイダー