VMware における Microsoft NLB: マルチキャストおよびユニキャストの代替手段
Evidian SafeKit
Microsoft NLB マルチキャスト モード
VMware のナレッジ ベースで説明されているように、Microsoft NLB マルチキャスト モードの場合は、クラスターに接続する各ポートのスイッチまたはルーターに静的 ARP 解決を手動で構成する必要があります(英語)。クラウドのような不明なネットワーク環境での Microsoft NLB マルチキャスト モードの展開は、複雑で非常に難しい作業になる場合があります。
Microsoft NLB ユニキャスト モード
Microsoft NLB ユニキャスト モードでは、ESXi/ESX ホストのいずれかの仮想マシンの電源がオンになっているときに ESXi/ESX ホストが RARP パケットを送信しないように構成する必要があります。そのため、VMware では、NLB マルチキャストを使用するようにクラスターを構成することを推奨しています(英語)。
Evidian SafeKit で代替
Evidian SafeKit では、ネットワーク負荷分散はソフトウェア高可用性オファー (ネットワーク負荷分散、アプリケーションの自動再起動、およびリアルタイム レプリケーション) の一部として組み込まれています。ネットワーク負荷分散は、Microsoft NLB と同様にネットワーク スタックでパケットをフィルタリングすることによって実装されます。このソリューションは Windows、および Linux で使用できます。SafeKit ファーム クラスターでは、仮想 IP アドレスは各物理マシンまたは仮想マシンの NIC カードにエイリアス IP アドレスとして設定されます。負荷分散を実装するには 1 つのネットワークで充分です。Microsoft NLB ユニキャスト モードで必要な 2 枚のネットワーク カードと 2 つの IP (英語)ネットワークという前提条件はありません。
仮想l IP アドレスは、次の 2 つの異なる構成で仮想 MAC アドレスに関連付けられます。1 つは古い vmac_invisible (英語) 構成で、もう 1 つは新しい vmac_directed (英語) 構成です。
古い vmac_invisible 構成は Microsoft NLB のユニキャスト モードに相当します。vmac_invisible では、RARP の問題はありませんが、VMware の仮想スイッチ レベルで無作為検出モードを有効にする必要があります。
新しい vmac_directed 構成では、特別なネットワーク構成を必要とせず、どのような環境でもネットワーク負荷分散を実行できます。これは、不明なスイッチやルーター、物理サーバーや仮想サーバー、クラウドなど、不明なインフラストラクチャにソリューションを展開しなければならない場合の重要な機能です。
新しいアプリケーション(リアルタイムレプリケーションとフェイルオーバー)
- Windows (mirror.safe)
- Linux (mirror.safe)
新しいアプリケーション(ネットワーク負荷分散とフェイルオーバー)
データベース(リアルタイムレプリケーションとフェイルオーバー)
- Microsoft SQL Server (sqlserver.safe)
- PostgreSQL (postgresql.safe)
- MySQL (mysql.safe)
- Oracle (oracle.safe)
- MariaDB (sqlserver.safe)
- Firebird (firebird.safe)
Web(ネットワーク負荷分散とフェイルオーバー)
- Apache (apache_farm.safe)
- IIS (iis_farm.safe)
- NGINX (farm.safe)
完全なVMまたはコンテナのリアルタイムレプリケーションとフェイルオーバー
- Hyper-V (hyperv.safe)
- KVM (kvm.safe)
- Docker (mirror.safe)
- Podman (mirror.safe)
- Kubernetes K3S (k3s.safe)
Amazon AWS
- AWS (mirror.safe)
- AWS (farm.safe)
Google GCP
- GCP (mirror.safe)
- GCP (farm.safe)
Microsoft Azure
- Azure (mirror.safe)
- Azure (farm.safe)
他のクラウド
- すべてのクラウドソリューション
- 一般的な (mirror.safe)
- 一般的な (farm.safe)
物理的セキュリティ(リアルタイムレプリケーションとフェイルオーバー)
- Milestone XProtect (milestone.safe)
- Nedap AEOS (nedap.safe)
- Genetec SQL Server (sqlserver.safe)
- Bosch AMS (hyperv.safe)
- Bosch BIS (hyperv.safe)
- Bosch BVMS (hyperv.safe)
- Hanwha Vision (hyperv.safe)
- Hanwha Wisenet (hyperv.safe)
Siemens(リアルタイムレプリケーションとフェイルオーバー)
- Siemens Siveillance suite (hyperv.safe)
- Siemens Desigo CC (hyperv.safe)
- Siemens Siveillance VMS (SiveillanceVMS.safe)
- Siemens SiPass (hyperv.safe)
- Siemens SIPORT (hyperv.safe)
- Siemens SIMATIC PCS 7 (hyperv.safe)
- Siemens SIMATIC WinCC (hyperv.safe)
正しい選択
市場には様々な種類の高可用性ソリューションがありますが、SafeKit の特徴は、以下に示すようなシンプルさにあります。
ソフトウェア クラスタリング vs ハードウェア クラスタリング
サーバー クラスターを構築するときには2つの選択肢があります。SafeKit のようなソフトウェア クラスタリングと、ハードウェア クラスタリングです。SafeKit の方がはるかに実装が簡単です。
シェアード ナッシング クラスター vs 共有ディスク クラスター
SafeKit は、共有ディスク クラスターではなくシェアード ナッシング クラスターです。共有ディスクを構成する必要がないため、サーバーを簡単に遠隔地のコンピューター ルームに配置できます。 SAN や複製ディスクは必要ありません。
VM HA とアプリケーション HA
VM HA では高可用性が仮想マシン レベルで実装され、アプリケーション HA では高可用性がアプリケーション レベルで実装されます。VM HA とアプリケーション HA のどちらかを選択するには、この記事を参照してください。
バイトレベル ファイル レプリケーション vs ブロックレベル ディスク レプリケーション
バイトレベル ファイル レプリケーションでは、ブロックレベルディスク レプリケーションとは違って、リアルタイムで複製するファイルのディレクトリを定義するだけで済みます。SafeKit はファイル ベースのレプリケーション ソリューションであるため、完全に複製される特別なディスクを構成する必要はありません。
同期レプリケーション vs 非同期レプリケーション
非同期レプリケーションではなく同期レプリケーションの SafeKit を選択すれば、フェールオーバー時にデータが失われることがありません。
ネットワークの前提条件のないネットワーク負荷バランス
SafeKit は、特別なネットワーク構成を必要としないマイクロソフトの NLB マルチキャストまたはVMware でのユニキャストに代わるものです。そして、それは、Windows および Linux 上で実行可能です。
SafeKit の高可用性アーキテクチャ
- 2 台のサーバーにミラー モジュールを展開し、フェイルオーバーのバイトレベルでのファイル レプリケーションを実装します。
- N 台のサーバーにファーム モジュールを展開し、ネットワーク負荷分散クラスターを実装します。
- ファーム モジュールとミラー モジュールを展開し、負荷分散とミラーラングを含むクラスタリング ソリューションを実装します。
- 2 つのミラー モジュールを展開し、クロス データ レプリケーションを含むアクティブ/アクティブ クラスターを実装します。
SafeKitの旅を始めるには、クイックインストールガイドから始めてください。